京都の若手アーティスト特集【KYOTO NEW WAVE】

エントリー詳細

学生映像クリエイター 島谷 賢治

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August 23 Fri, 2013

 


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『KYOTO NEW WAVE』 第25回目は京都精華大学2回生の島谷賢治さんにインタビューさせて頂きました。


取材/松岡里奈、北川まりな、国司奈緒 写真/松岡 テキスト/川久保美桜 編集/松岡

 

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「デジクリ」ロゴタイプアニメーション / 2012

 

現在どのような活動をされていますか。

基本的に動画制作をしています。主にグラフィックデザインを動かして映像にするモーショングラフィックスというものを作っています。でも今の仕事としては、web デザインや、映画のトレーラー ムービー、ロックフェスのopムービーなど、モーショングラフィックスとは関係のない方面の仕事が多いですね。

 

制作の上で心がけていることはありますか?

一つのテーマとして、色があります。僕は全部の色が同じようにいいなと思っています。色はみんな に通じるもので、色というテーマでアプローチすることで、見る人が綺麗だなと共感してもらうキッカケとなり、また表現としてより魅力的になります。例えば自分の作品に京都の色をテーマにした "京色"というものがあるのですが、それも色をとても意識しています。また一概には言えないのです が時々気にしているのが、難しくしないことです。小さい子が見ても、"いいな"とか"おもしろいな" と思ってもらえる内容にしたい。そうなった時に色っていうアプローチは小さい子でも"きれいだな" と思ってもらえるものでいいなと思います。だから僕は色という一つのテーマ性を持って制作をしています。

 

【京色】Kyo-iro - 京都のいろ。 / 2013

 

モーショングラフィックスを始めたきっかけは何でしたか?

自分の高校には Mac pro が並んでいる部屋があって、この Mac で何か作りたいって思ったんです。それからそこで毎日 Photoshop と Illustrator を使ってポスターなどの掲示物を作り始めました。最初はそんな感じで、一枚物ばかりを作っていたんですけど、その後は Flash というソフトで初めてアニメ作品を作りましたね。そのときはキャラクターアニメーションだったのですが、そこでキーフレームアニメーションのノウハウを掴むことが出来ました。高2の時に AE という映像作成ソフトを触らせてもらって、独学で試行錯誤して 2.3 年生の間はずっと触っていました。高3の時には二人組で 架空のパッケージデザインをするという課題があり、デザインだけじゃなく動画でのアプローチを思いつき、インフォグラフィックに近い動画を初めて制作しました。その時に情報を相手にシンプルに伝わりやすい方法は動画だなと思い、それからはプレゼンでも動画を作って流すようになりましたね。 その後大学に入りモーショングラフィックスの事を知り、縛りがなくテーマを持って作れるんじゃな いかなと思い、学びたいと思うようになりました。

 

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Doodle 4 Google「つながりを持つために」  / 2010

 

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TOIT / 2012

 

参考にしている映像はありますか?

他の人の作品は自分から見ようと思ったことが無くて、基本的に見ないんです。tumblr を見ていてたまに流れ込んでくるかっこいいモーションなどは、流れ込んでくるからもちろん見るし、それに刺激を受けたりはするのですが、じわりじわりと見ようとは思ったことがないですね。

 

これからどのようなモーショングラフィックスを作っていきたいですか?

実写やイラストを織り交ぜたり、キャラクターアニメーションを作ってみたり、なにか動画を1つディレクションしてみたい。モーショングラフィックスに偏りたくはないと思っています。  

 

企業に就職したいと考えていますか?

映像の業界はフリーで活躍している人が多いですし、具体的に行きたいところがないので企業はあまり考えてないですね。というのも、会社として映像を取り扱っている企業はあまりないのかなと思っているんですよ。個人的には会社として PR するには動画というアプローチは大事だと思うのですが、 実際には重視されていなくて動画という業界が日本で賑わっていないのです。だから日本ではフリー の人が多くなってしまうのかなと。動画を作る人が会社に拾われて活躍できるのが理想ですが、実際いないですからね。でもフリーは、食べていけるのかなと不安になる時もあります。最近少しずつ仕事が来るようにはなっているけれど、それでも手応え的にこの感じで仕事をやってけるのかと思う時があります。金銭的な面や、時間、総合的に考えて楽ではないなとは思います。ただ、もし広告映像でやっていくとしたら、それはどこか会社に入るのも一つの選択肢なのかもしれないですね。でも僕は広告的な映像だけをやっていきたいとは思っていないので、そう考えるとフリーなのかなと。

 

今後の目標を教えてください。

色んなメディアを通じて、自分の作品を日本だけじゃなくて世界的に見てもらいたいです。高校の時から思っていたことなので、一つあげるならこれでしょうか。




 

島谷さんの映像はデザインに細部までこだわっていて、その洗練された美しさが見る人々を魅了するのでしょう。これからは、一体どのような作品を作ってくれるのでしょうか。とても楽しみです。

 


 

 

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Artist Profile

島谷 賢治 - Kenji Shimatani -

 

モーショングラフィックス、グラフィックデザインを軸として、
色彩や動き、音楽との調和をテーマに活動中。
tumblrを通じて研究的な映像作品を発信し、
デザインとしての表現、グラフィックとしての表現を組み合わせ、
新しいビジュアルの映像制作を心掛けています。

2010 "Google 4 Doodle 2010" 地区代表選出。
2011 "Google 4 Doodle 2011" 都道府県奨励賞受賞。

web:CHRONO GRAPHY
twitter:@_Nokir
vimeo:http://vimeo.com/nokir
Facebook:https://www.facebook.com/nokir

 


About

展覧会・イベント企画やフリーペーパー発行など、積極的なアーティスト支援活動を行っている京都・関西の美大生団体「SHAKE ART!」による、「京都で遊ぼうART」特別連載コーナー!京都の新たなアートの波=KYOTO NEW WAVE を生み出す、旬の若手アーティストを毎回ご紹介していきます。

Profile

SHAKE ART!

関西の美大生団体SHAKE ART!は若手アーティストや美大生をプロデュース。人や作品を出会い繋ぐきっかけづくりをしています。イベントや展覧会の企画運営やフリーペーパーを発行しています。



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