Exhibitions展覧会
鉄鐔の美 part1 ~洗練されたデザインの魅力 透かし鐔の世界~
刀に欠かせない部品「鐔(つば)」。特に鉄鐔は実戦向けとして刀身と同じく鍛造でとても硬く丈夫に作られています。この展覧会では中でもその硬い鉄をひとつひとつ手作業で彫って作られた透かし彫りの鐔「透かし鐔」に焦点を当てます。幕末~明治の鐔職人による、斬新な意匠や発想、感性を存分に味わってみては如何でしょうか。
刀の柄(え)と刀身の間に挟み、柄を握る手を守る鐔(つば)。
中でも鉄製の鐔は、金工の鐔と違って実際に戦闘で用いることを前提に作られたものが多いことが特徴です。
そのため鉄を溶かして型に流し込んで作る鋳造(ちゅうぞう)のものは稀で、その殆どが、金づちなどで打ち延ばし、強度を高めて形を作る鍛造(たんぞう)の技法で作られています。
何故かというと、鋳造だと冷えて固まる時に金属の中に無数のガスの抜け穴が出来てしまうので、もろくて相手の刀を受けた時、鐔が割れてしまう恐れがあるからです。
そのため、鉄鐔は刀身と同じように、何度も焼入れを繰り返し、非常に丈夫に作られています。
透かし鐔は、その硬い鉄を鏨(たがね)で彫って作られます。
現在のように電動工具がない時代、それは殆ど鏨と金づちとやすりだけで作られ、硬い鉄を手作業で彫るという作業は想像を絶するものがあります。実際、一枚の透かし鐔を作るのに、1ヶ月、2ヶ月はかかったとも言われます。
また、鐔の表面に赤錆が出ないように、人工的に黒錆をつけることを錆上げといいますが、その技術も各々工夫されていて、それぞれ流派によっての違いがありました。特に、溶液にネズミの糞を加えて仕上げるのが最良の錆上げ、と言われています。
今回の展示では、その鉄鐔の中でも透かし鐔に焦点をあてます。
小さな円の中には、洗練された日本のデザインがぎゅっと凝縮されています。その意匠の斬新さ、発想の面白さ、江戸時代から明治にかけての鐔職人達の感性の素晴らしさを存分に味わってみて下さい。
展覧会概要
| 期間 | 2009/12/23(水) 〜 2010/02/21(日) |
|---|---|
| 会場・開催場所 |
清水三年坂美術館
|
| 時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
| 休館日 | 休館日:月曜日、年末年始(12月28日~1月3日) ※ただし、1月4日(月)、5日(火)は臨時開館となります。 |
| 料金 | 大人:500円 大学・高校・中学生:300円 小学生:200円 ※障害者手帳をお持ちの方と付き添い者1名は、50%割引 |
| 注意事項等 | ※団体は20名以上で20%割引となります。 ※障害者手帳をお持ちの方と付き添い者1名は、50%割引となります。 |
| お問い合わせ |
TEL:075-532-4270075-532-4270
FAX:075-532-4271 |
| ホームページ | http://www.sannenzaka-museum.co.jp/ |
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