Exhibitions展覧会

荒川修作+マドリン・ギンズ 天命反転プロジェクト

2010/05/10(月) 〜 2010/06/25(金)

京都工芸繊維大学美術工芸資料館 

人間の「天命」=「死」に抗することを目標に、人間の身体を再構築する様々なプロジェクトを推進してきた、荒川修作とマドリン・ギンズ。プロジェクトは美術の領域を超え建築や都市計画へ広がり、三鷹天命反転住宅をはじめとした建築物として実現されています。展覧会では天命反転プロジェクトの展開を、建築作品に焦点を絞り、図面やCG、写真で紹介。荒川+ギンズの目指す「天命反転」の具現と展開、未来への構想を辿ります。

1950年代後半に美術家として活動を開始し、1961年に単身ニューヨークに渡った荒川修作。彼はかの地で詩人マドリン・ギンズと出会い、それ以降は連名で作品を発表するようになります。

人間の知覚や認識のプロセスを問い直すことを試みてきた荒川とギンズは、人間の「天命」とされてきた「死」に抗することを目標に、人間の身体を再構築する様々なプロジェクトを推進してきました。そのプロジェクトは美術の領域を超えて建築や都市計画へと広がっていきます。

日々の生活環境を変容させることにより「建築的身体」を覚醒させる荒川+ギンズのプロジェクトは、東京都三鷹市の《三鷹天命反転住宅 In Memory of Helen Keller》(2005)やイースト・ハンプトンの《バイオ・スクリーブ・ハウス》(2008)などの建築物として実現されています。

この展覧会では、荒川+ギンズの天命反転プロジェクトの展開を、特に建築物に焦点を当て、図面やCGや写真によって紹介します。
岡山県奈義町現代美術館の《偏在の場・奈義の龍安寺・建築的身体》(1994)や岐阜県養老町の《養老天命反転地》(1995)を経て、三鷹天命反転住宅やバイオ・スクリーブ・ハウスへと至る道筋、そして未来への構想を辿ります。
荒川+ギンズが目指す「天命=死」の反転。それがどのように具現し、どのように展開していくのか。その歩みを展示を通してご覧下さい。

荒川修作+マドリン・ギンズ 公式サイト ARCHITECTUAL BODY
三鷹天命反転住宅 公式サイト

展覧会概要

期間 2010/05/10(月) 〜 2010/06/25(金)
会場・開催場所 京都工芸繊維大学美術工芸資料館
時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 休館日:日曜・祝日
料金 一般:200円
学生:150円
高校生以下無料
お問い合わせ TEL:075-724-7924075-724-7924
FAX:075-724-7920
E-Mail siryokan@kit.ac.jp
ホームページ http://www.cis.kit.ac.jp/~siryokan/

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