
京の新緑のころ、特に五月は十余りの祭礼が行われる祭りの月です。北村美術館のある地域の氏神である御霊祭(ごりょうまつり/上御霊神社)をはじめ、今宮祭や、日吉祭、稲荷祭などが次から次へと執り行われます。
その中でも一番歴史の古い祭りともいわれるのが、祇園祭・時代祭とならぶ京の三大祭のひとつ「葵祭」こと賀茂祭です。
今回の春季特別展は、その五月十五日に行われる葵祭によせて、「神事」をイメージした釜の取り合わせとなっています。
炉の設えで小間・濃茶、風炉では広間・薄茶を中心に、また取り合わせだけでなく展示室全体も付かず離れずの雰囲気で、神事、葵祭に関わる品々も併せて展示します。
心地よい季節の訪れと共に、京都と長く関わってきた神事の雰囲気を、取り合わせから是非味わって見て下さい。