Exhibitions展覧会

アール・ヌーヴォーのポスター芸術展 ~クリムト・ミュシャ・ロートレックなど~

2010/02/27(土) 〜 2010/03/28(日)

美術館「えき」KYOTO 

19世紀末のヨーロッパは、アール・ヌーヴォーなどの新流派が次々と生まれた芸術の地殻変動の時代でした。特に大衆文化の発展によって生まれたポスターはひとつの芸術として確立され、ロートレックやミュシャなどの人気作家も登場します。展覧会ではオーストリアやチェコを中心に、このポスター黄金時代を本邦初公開作品も含めて約130点で概観。当時の文化の香りと素晴らしいデザインをお楽しみ下さい。

19世紀末のヨーロッパは、産業革命の進行によって経済活動も盛んになり、多くの人々が都市に流入し、市民活動は活性を極めました。いわゆるベル・エポック(Belle Époque/仏語で「よき時代」の意)です。この頃はアール・ヌーヴォーをはじめとした新しい流派や儀式が次々と生まれた、まさに芸術の地殻変動の時代でもありました。


アール・ヌーヴォーの本場であるパリや、ミュンヘン、バルセロナのみならず、クリムト、シーレ、分離派を生んだウィーン、そしてハプスブルグ帝国の双子の都市であるプラハも新しい芸術発祥の地となりました。ベル・エポックとは近代的な消費経済、消費社会の出現の時代であり、カフェ、劇場、サーカスなどの大衆文化が花開き、その黄金期のはじまりの時でもありました。

 

こうした状況を背景に、様々な商品や施設、イベントを広告、宣伝するという時代の新しいニーズに応えるべく華々しく登場してきたのがポスターです。
ロートレック、ミュシャ、シェレといった人気作家も登場し、ウィーン、プラハにも華やかなポスター芸術が一気に花開きました。

ポスターが単なる情報提供手段ではなく、芸術として確立されたのもこの時代でした。彼らのポスターは人々が日常的に、街角など公共の場所で見ることが出来る「巷の芸術」「万人の芸術」として親しまれたのです。

また、ポスターはその時代と当時の社会が何を求めていたかを映す一種の「鏡」としても興味深いものがあります。

この展覧会では、チェコ国立プラハ工芸美術館・チェコ国立モラヴィア・ギャラリーの所蔵するポスターコレクションから約130点を展示。
世紀末のポスター黄金時代を、オーストリア、チェコを中心に、本邦初公開作品も含めて概観します。
当時の文化の香り、そして現代でも人を魅了するデザインの素晴らしさをお楽しみください。

展覧会概要

期間 2010/02/27(土) 〜 2010/03/28(日)
会場・開催場所 美術館「えき」KYOTO
時間 10:00~20:00(3/2のみ11:00~/最終日は17:00閉館/入館は30分前まで)
休館日 会期中無休
料金 一般:900円(700円)
高校・大学生:700円(500円)
小・中学生:500円(300円)
注意事項等 ※()内は前売券価格・優待料金です。 10名以上の団体、アイカード・三越カード・JR西日本のグループ会社カード(一部除く)をお持ちの方、及びICOCA(またはSuica)でチケットをご購入の方は優待料金にて入館できます。 【チケット取扱プレイガイド】 ローソンチケット(Lコード:59213) セブンイレブン、am/pmなど主要コンビニエンスストア、イープラス、他各プレイガイド
お問い合わせ TEL:075-352-1111075-352-1111
(ジェイアール京都伊勢丹大代表)
ホームページ http://www.wjr-isetan.co.jp/Kyoto/

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