Exhibitions展覧会
没後180年 良寛遺墨展
新潟に生まれた江戸時代の僧・良寛は、故郷で自らに乞食行を課すなど質素で内省的な日々を過ごします。その傍らで一般民衆に易しく仏法を説き、数多くの書作品を生み出していきました。2010年はその没後180年にあたることを記念して開催するこの展覧会では何必館のコレクションを中心に良寛の遺墨約50点を展示します。歌や漢詩などにも秀でた良寛の名品をお楽しみ下さい。
江戸時代の僧・良寛(1758~1831)は、新潟県出雲崎の大庄屋の長男として生まれ、18歳で剃髪後、禅寺で修行を積みます。
しかし、良寛が そこで見たものは、僧侶の堕落した生活と、浅薄な道心でした。
良寛は「僧に非ず、俗に非ず」と覚悟を決めます。そしてふたたび故郷へ戻ると、生家で乞食行を自らに課し、どこまでも深く自問自答を繰り返し、内省的な日々を過ごします。そしてその日々の中で数多くの書作品を生み出していきました。
しかし、良寛が そこで見たものは、僧侶の堕落した生活と、浅薄な道心でした。
良寛は「僧に非ず、俗に非ず」と覚悟を決めます。そしてふたたび故郷へ戻ると、生家で乞食行を自らに課し、どこまでも深く自問自答を繰り返し、内省的な日々を過ごします。そしてその日々の中で数多くの書作品を生み出していきました。
それらは「人間の是非、看破に飽く」と放下し、任運に転ずる良寛の、滔々(とうとう/物事が留まることなく流れていくさま)たる自然(じねん)の姿そのままの書といえます。
2010年はその良寛の没後180年にあたります。
その180忌法要が比叡山延暦寺にて行われることを記念し開催されるのがこの「良寛遺墨展」。
何必館が所蔵する「君看雙眼色 不語似無憂」「土波後作」「戒語」や六曲一双の「手毬屏風」といったコレクションを中心に、約50点を展示します。
これまでにない、良寛の名品による展覧会を是非お楽しみ下さい。
展覧会概要
期間 | 2010/06/04(金) 〜 2010/07/19(月) |
---|---|
会場・開催場所 |
何必館・京都現代美術館
|
時間 | 10:00~18:00(入館は17:30まで) |
休館日 | 休館日:月曜日(ただし7/19は開館) |
料金 | 一般:1000円 学生:800円 |
お問い合わせ |
TEL:075-525-1311075-525-1311
FAX:075-525-0611 |
ホームページ | http://www.kahitsukan.or.jp/ |
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