Exhibitions展覧会

【特別展覧会】上野コレクション寄贈50周年記念「筆墨精神-中国書画の世界-」

2011/01/08(土) 〜 2011/02/20(日)

京都国立博物館 

京都国立博物館の中国の書画コレクション。その中核は、朝日新聞社の創業者の一人・上野理一のコレクションです。その中には朱子学の祖・朱熹の自筆や、書聖・王義之の筆跡など大変貴重なものが揃っています。寄贈50周年を記念し、これらの優品・関連作品を併せて展示。幽玄な中国書画の世界を辿ります。

筆墨精神とは―
時代を超えてうけつがれる芸術家の精神。それは物の外面的な美よりも、むしろ心に響く内面的な美の表出を追求する。

京都国立博物館に所蔵されている、中国の書画作品。この中核を成している「上野コレクション」は、朝日新聞社の創業者の一人である上野理一によって収集されたものです。後にコレクションは、子息である当時の社主・上野精一により、昭和35年(1960)に博物館へ寄贈されました。






上野コレクションは、明清時代の書画を中心に、碑帖(※)などの書跡が76件、絵画が87件、合計163点にも及んでいます。
特に書跡の中には、江戸時代に儒学の基本ともいわれた朱子学の祖・朱熹(しゅき)が自筆した『論語集註草稿』(論語に注釈を加えた解説書の下書き)や、書聖・王羲之(おうぎし)の草書を現在に伝える『宋拓十七帖』などがあります。
特に『宋拓十七帖』は、現存する中でも屈指の名帖として名高いものです。
※ 石碑などに刻まれた書を写した拓本のうち、観賞用や書の手本として仕立てられたもの。

また、絵画の中には、重要文化財に指定されている、清時代の画家・惲寿平(うん・じゅへい)が描いた『花隖夕陽図(かおせきようず)』も含まれています。

今回は、寄贈から50周年を迎えることを記念し、これらの優品と関連作品を併せ、国宝10件・重文23件を含む約110件を展示。幽玄な中国書画の世界を辿ります。

展覧会概要

期間 2011/01/08(土) 〜 2011/02/20(日)
会場・開催場所 京都国立博物館
時間 9:30~18:00(金曜日は~20:00/入館は閉館30分前まで)
休館日 休館日:月曜日
※1/10、11は開館します
料金 一般:1,200円(前売 1,000円/団体 900円)
大学・高校生:800円(600円/500円)
中学・小学生:400円(300円/200円)
注意事項等 ※団体は20名以上 ※この料金で同時開催の「特集陳列」もご覧になれます。 ※障害をお持ちの方と介護者(1名)は無料でご覧いただけます(入口にて障害者手帳をご提示下さい) ※京都国立博物館のキャンパスメンバーズ会員校の方は無料となります(入口にて学生証を提示して下さい)
お問い合わせ TEL:075-525-2473 075-525-2473
(テレホンサービス)
ホームページ http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html

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