Exhibitions展覧会

千家茶道の継承 裏千家十三代 圓能斎鉄中宗室

2010/06/19(土) 〜 2010/09/26(日)

茶道資料館(ちゃどうしりょうかん) 

裏千家十三代・圓能斎鉄中は、女学校教育の中に茶道を取り入れ、一般の女性や学校教育に茶道を普及させた人物。明治維新の影響で一時衰退した茶道を再興させたその偉業は現在にも受け継がれています。展覧会ではその圓能斎の掛物や自作茶碗、好み物などを展示し、その足跡と茶風を紹介します。

裏千家十三代・圓能斎鉄中(えんのうさいてっちゅう/1872-1924)。
若くして家元を継承した彼は、明治維新での混乱の煽りを受けた茶道の再興を果たすべく、一時東京に居を移し、茶道の普及活動を始めます。
その過程で圓能斎は、かつては主に男性のものであった茶の湯を、一般の女性も学ぶことができるようにと、女学校教育の中に取り入れました。
現在では数多くの女性が茶道を嗜み、学校でも茶道部が設けられるなど定着していますが、それは圓能斎あってのものということができます。

さらに圓能斎は茶道の夏期講習会を開催し、指導者の研修を行うと共に点前の統一を図ります。
また、十二代家元・又玅斎(ゆうみょうさい)と共に裏千家が現在も発行している茶道雑誌『淡交(たんこう)』の前身『今日庵月報(こんにちあんげっぽう)』、『茶道月報』や『浦のとまや』などを発行し、多くの茶人を育成につとめました。これらの偉業は現在にも確かに受け継がれています。

今回の展覧会では圓能斎ゆかりの掛物や自作の茶碗や茶杓、彼の好み物などを展示。その足跡を辿り、茶風を紹介いたします。

※展示は夏期休館中に陳列替がございます。

展覧会概要

期間 2010/06/19(土) 〜 2010/09/26(日)
会場・開催場所 茶道資料館(ちゃどうしりょうかん)
時間 9:30~16:30 (入館は16:00まで)
休館日 休館日:月曜日(ただし、7/5・19、9/20は開館)、夏季休館:8/2-8/6
料金 一般:500円
大学生400円
中・高校生:300円
注意事項等 ※20名以上で団体割引がございます。 ※茶道資料館友の会特別会員 無料、茶道資料館友の会正会員 250円 ※小学生以下と茶道資料館メンバーシップ校は無料 ※展示期間中、入館者には呈茶があり、展示を鑑賞した後には抹茶を一服楽しむことができます。(10:00~16:00の間。団体の場合は要電話予約)
お問い合わせ TEL:075-431-6474 075-431-6474
FAX:075-431-3060
ホームページ http://www.urasenke.or.jp/textc/gallery/tenji/tenjinext/tenji.html

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