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象彦の意匠展1~春の図案・置目~

2010/02/15 ~ 2010/03/30
















『有明硯箱』(中央:下絵、右:置目) 江戸時代後期・写
高蒔絵(適当な高さに文様を盛り上げて、その上に蒔絵を施す)を付描き(粘着性の高い漆で細く線を描く)で松・杉・柏・楓の木立を描き、銀と赤銅で鷺・鳥を象嵌してある。背景には銀の巻きぼかしで白みゆく空、金でその光を受けかすかに見え始めた杉林を表している。
   


京漆匠象彦の創業350周年を記念し、象彦に残されている下絵・置目を特別展示する展覧会が開催されます。

置目(おきめ)とは、蒔絵を制作する際に図案の輪郭を漆を塗った器の表面に下絵付けする作業のこと。薄い和紙に描いた下絵の輪郭を、裏から焼漆や胡粉でなぞり、これを器面に当てて転写します。
また、そのときに用いる下絵の図案そのものも「置目」と呼びます。


寛文元年(1661)より漆器に携わってきた象彦には、この下絵・置目が数多く残され、受け継がれています。
この展覧会ではこの下絵・置目を初めて紹介。
膨大な蒔絵の下絵・置目の数々から、初音をはじめ、春の意匠を特に選りすぐって展示・公開します。
通常目にする機会のない下絵・置き目には、完成までの作り手の心境や工夫、手の内までが見えてきます。よきものを見極め、漆器へ注がれてきた類まれな情熱を、下絵・置目から感じ取ってみて下さい。


CHECK POINT

春を感じる京漆器の名品たち。制作過程を想像して味わう。

艶やかな地に、きらきらと文様が輝く美しい蒔絵。しかし、その制作段階に関わる資料はなかなか目にする機会がありません。下絵や置目の状態であっても、それはまるで一枚の絵画作品のよう。これだけでも味わい深いものがあります。

下絵・置目から作品を手がける職人たちの制作過程とそこに込めた思いを感じ、その上で完成した作品を見れば、ただ作品を見るだけでは分からない、新たな発見や感動が味わえるのではないでしょうか。

(画像は上下とも『雲錦(下絵)』/株式会社象彦所蔵)



こちらも併せて!「雅の意匠-かぐやの婚礼調度と雛道具-」(細見美術館)

今回、「2010 SPRING Maki-e Event Link in OKAZAKI」と称して、象彦と同時に細見美術館でも同時期に展覧会が開催されます。
細見美術館は、象彦本店からすぐ近く。徒歩数分ほどの距離にあります。
是非両方はしごして、雅やかなみやこの春の世界をお楽しみ下さい。

「雅の意匠-かぐやの婚礼調度と雛道具-
開催期間:2010年2月20日(土)~4月11日(日)
詳細はこちらからどうぞ!


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