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ロニスの見つめたパリの自由 WILLY RONIS 展

2010/10/09 ~ 2010/12/12


【何必館・京都現代美術館】

何必館・京都現代美術館


ウィリー・ロニス(1910-2009)は、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ロベール・ドアノーと共に、戦後フランスを代表する写真家の一人です。
昨年、2009年9月12日に99歳の生涯を終えたロニスは、まさに20世紀の証人とも言えます。その長い人生の中で彼は、ルポルタージュ写真を始め、広告、ファッションなど幅広い分野の作品を数多く残しました。






『セーヴル・バビロン交差点、
パリ』(1984年)


『ホンダメンタ・ヌォーヴェ、
ヴェニス』(1959年)

中でもロニス独自のユーモアと温かさが光るのが、故郷・パリに生きる人々の、日常のふとした瞬間を切り取ったものです。

バスティーユの7月革命記念塔に上る一組の恋人たち。無事に帰還した兵士を優しく迎えるシスター。その一つ一つの作品に、写真家ウイリー・ロニスの捉えたパリの瞬間が、優しさと誠実さをもって浮かび上がります。

ロニスは「写真家の行為は心の中のことである」と平凡な生活に最もこだわり、自身が街の中に溶け込みながら作品を撮り続けました。
決して特別な風景や出来事でなくても、そこには、生きる喜びや日々の美しさ、そして自由の心が確かに息づいています。

「用心深く、誠実であるままに人生の道を進む」
そんな純朴な考えを胸に写されたロニスの20世紀のパリ。
その一瞬が永遠となり今でも色褪せることなく私たち見る者の心に静かに寄り添います。

展覧会では、何必館コレクションの中から、厳選されたオリジナルプリント約60点を一堂に展示します。
ウィリー・ロニス生誕100周年を迎えるこの機会に、是非ご覧下さい。

CHECK POINT

ウィリー・ロニス(Willy Ronis)プロフィール

1910年、フランス・パリに生まれたロニスは、幼い頃から芸術や音楽に興味を持つ子供でした。当初は音楽家を志していたものの、写真スタジオを経営していた父の影響で写真家の道に進みます。(この写真スタジオでは世界的報道写真家であるロバート・キャパにも出会っています)

1937年から本格的に写真家として活動をはじめ、パリの風景や街の写真の撮影を開始。戦後はパリのルポルタージュ写真を様々な写真誌に提供しました。
その後も広告やファッション分野を中心に活躍し、写真家としての地位を確立。「Vogue」誌のほか、フランス人として初めてアメリカの「LIFE」誌でも活動しています。

1947年にコダック賞を受賞、50年代から知名度が高まり、1951年にはアンリ・カルティエ=ブレッソンらと共にニューヨーク近代美術館(MoMA)の展覧会にも作品が出品され、1957年にはヴェネツィア・ビエンナーレで金賞を受賞、その後も数多くの賞を獲得しました。
自身の作品制作のほかにも、フランス各地の大学で教鞭を執り、写真教育にも深く携わっています。

1985年には、フランス国立写真センターのパレ・ド・トーキョーで回顧展が開催され、その際に作品の国への寄贈を発表。1989年にはレジョン・ド・ヌール勲章を受けています。

日本ではあまり知名度が高いとはいえませんが、フランス本国では非常に名の知られたフォトグラファーであり、20世紀フランスを代表するヒューマニズム写真家の一人です。
多くの作品がポストカードやポスターにも用いられており、名前は知らなくても作品は見たことがある、という方も多いかもしれません。

何必館・京都現代美術館では、2000年にもウィリー・ロニス展を開催しており、これはロニスにとって始めての日本での本格的個展となりました。

【関連リンク】
ウィリー・ロニス プロフィール(Art Photo Site)
「パリの自由、ロニスの百景 ウィリー・ロニス展」(2000年/何必館・京都現代美術館)

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