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茶の美の源流 唐物

2011/03/05 ~ 2011/06/05


【野村美術館】

野村美術館




長谷川文琳茶入(前期展示)


青磁袴腰香炉(後期展示)

茶の湯は16世紀初頭に成立したと考えられています。しかし当初用いられていた掛物・花入・茶入・茶碗など茶道具のほとんどは「唐物」、外国から輸入された品々でした。
唐物の多くは日宋貿易や日明貿易によってもたらされた中国からの品々で、幕府関係者や有力寺院、あるいは一部の公家など、限られた人々の持つことができるものでした。
15世紀後半、応仁の乱などの戦乱で唐物は茶の湯に熱中する京都や堺の町人たちの元に渡ります。その頃は手に入れた唐物の茶道具を用いて茶会を開き、他人の持つ有名な唐物道具を見ることが茶会の参加の主な理由でした。茶会は一種の唐物見学会になっていたのです。

16世紀末になると、質素さ・簡素さを重視する「侘数寄(わびすき)」の思想が確立。現在の「侘び・さび」のイメージが主体となっていきます。すると唐物の多くは思想に合わない華美なものとして茶道具から退けられ、代わって朝鮮半島産や日本産のものが多く用いられるようになります。
しかしながら「侘数寄」の茶の湯からは退けられたとはいえ、唐物の多くは大名家をはじめとした武家階級のもとで、「大名道具」として大切に保管されてきました。

江戸時代以降、侘数寄の茶の湯では唐物が用いられることはほとんどなくなりました。しかしそういいながらも、茶道具は「唐物」を念頭において選択され、あるいは作られていました。茶の湯の世界で「唐物」は常にその中心にある存在として意識されていたのです。
ある意味では茶の湯の世界における「美」は、「唐物」という「侘び」とは相対する存在があってはじめて成り立ったもの。つまり「唐物」は茶の美の「源流」であるといってもよいでしょう。

 今回の展示では、大名物・名物として大名家に伝来した唐物の茶道具を展示。茶の湯における「唐物」の意味を考え、その美しさをご紹介します。
侘び・さびのイメージとはまた違った「唐物」の魅力をお楽しみください。

※展覧会は前期・後期で展示品が全面的に入れ替えられます。
 【前期】3月5日(土) ~ 4月17日(日)/【後期】4月19日(火) ~ 6月5日(日)

同時開催(地階展示室)


期間中、地階展示室では
「香りのうつわ展(3月5日~4月17日)」
「黄東球 高麗茶碗展(4月19日~4月24日)」
「麗しのギヤマン展(4月26日~6月5日)」
を同時開催しています。

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