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酒飯論絵巻-ようこそ中世日本の宴の席へ-

2018/10/06 ~ 2018/12/04


【茶道資料館】

茶道資料館

『酒飯論絵巻(しゅはんろんえまき)』は、酒が好きな「造酒正糟屋朝臣長持(みきのかみかすやのあそんながもち)」と、飯と茶を好む「飯室律師好飯(いいむろりっしこうはん)」、酒も飯もほどほどを良しとする「中左衛門太夫中原仲成(ちゅざえもんのたいふなかはらのなかなり)」という3人の人物が、言葉を尽くして酒と飯について論じあう姿を描いた絵巻です。絵巻には、3人がそれぞれご馳走を振舞う絵がつけられています。
室町時代に成立し、楽しそうに飲食する姿や調理場面が生き生きと絵がかれたこの絵巻きは、江戸時代を通して多くの写本が作られました。同時に、中世の風習を知るための好資料としても認識され、最近では日本の食文化を知る上で欠かせない絵画資料として注目を集めています。
しかしながら、『酒飯論絵巻』が一体どういう物語で、どういった場面を描いたものなのかは、意外に知られていません。

『酒飯論絵巻』が生まれた中世は、ちょうど喫茶が流行の兆しを見せた時代でした。また、現在も茶事では「茶」だけではなく「飯」や「酒」も重要な役割を果たしています。『酒飯論絵巻』における饗宴の描写と現在行われている茶事には共通する部分も多く、茶事は中世の饗宴から影響を受けて発展したもの、と考えられます。

今回の展覧会は、『酒飯論絵巻』をテーマとした初の展覧会となります。国内に所蔵される『酒飯論絵巻』のうち8点を一堂に集め、全場面をわかりやすく解説します。あわせて、『酒飯論絵巻』にみられる酒器などを展示し、中世日本の宴の世界を味わっていただきながら、茶事とのかかわりについてもご覧いただきます。
 

※前期と後期で展示替え及び場面替えを行います。


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