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植田正治写真展 ~写真とボク~

2010/05/21 ~ 2010/06/13


【美術館「えき」KYOTO】

美術館「えき」KYOTO


砂丘を舞台に数多くの傑作写真を生み出し、日本のみならず世界の写真史上に独自の足跡を残した植田正治(うえだしょうじ)。
終生、生まれ故郷の山陰にとどまり、「写真する」歓びを追求した彼のモダニズム溢れる作品は、海外でも「植田調 Ueda-cho」と称され、国外で最も人気の高い日本人写真家の一人となっています。

時間も空間も超越した魅力に溢れた植田作品。その人気は今なお高まっています。特に、1980年代から取り組まれたファッション写真(「砂丘モード」)、その後の福山雅治のCDジャケット撮影からはじまったコラボレーションなどは、世代を超えたファン層の裾野を一気に広げることになりました。



青年期に西洋アヴァンギャルドの洗礼を受けた植田正治は、地元で写真館を営む一方で、「写真する幸せ」を自由に謳歌しながら、自らの写真の世界を脈々と築き上げていきました。
「愛おしきわが作品たちをひっそりと小さい筐に収めておきたい」と自ら語っていたほど、写真家自身にこよなく慈しまれ、大切にされた作品群は、見るものに新鮮な驚きと静かで深い感動を呼び起こしてくれるでしょう。

2010年は植田正治の没後10年目にあたります。
日本で初めての巡回展となるこの展覧会では、植田正治の代名詞ともいえる砂丘を舞台にした作品はもちろん、再評価の契機となったファッション写真まで、初期から晩年に至る代表作約200点を展示。この不世出の写真家が創造した世界を追体験します。






    植田正治 略歴
    1913年 3月27日、鳥取県西伯郡境町(現在の境港市)に生まれる。
    1931年 鳥取県立米子中学校卒業後、米子写友会入会。
    1932年 上京し、オリエンタル写真学校に3ヶ月間通う。帰郷後、自宅で営業写真館を開業。
    1939年 最初の演出写真<少女四態>が、『第13回日本写真美術展』で特選を受賞。
    1949年 <綴方・私の家族>シリーズをはじめ、砂浜や砂丘を舞台にした作品で高い評価を得る。
    1958年 ニューヨークで開催された『古今傑作写真展』に出品。同館に出品作収蔵。
    1983年 この年より、ファッション写真(シリーズ「砂丘モード」)に取り組む。
    1994年 CD「HELLO」のジャケットで初めて福山雅治を撮影。
    1987年 第18回アルル国際写真フェスティバルの招待作家となる。
    1993年 東京ステーションギャラリーで『植田正治の写真』展を開催。
    1995年 鳥取県西伯郡岸本町(現・伯耆町)に植田正治写真美術館開館。
    1996年 フランスの芸術文化勲章シュバリエ受章。
    2000年 7月4日、死去。享年87歳。
    2005年 『A Fine Line』展がヨーロッパ各国を巡回(~2008年)。


CHECK POINT

故郷を愛し、生涯アマチュアを貫いた写真界の巨匠とその世界。

1913年に鳥取県境港市に生まれた植田氏は、生涯故郷を拠点として活動し続けました。そのため、その作品の多くは大山や鳥取砂丘といった山陰の誇る自然が背景とされています。

マニュアルに囚われない自由な発想、常に斬新でどこかユーモアや遊び心を感じさせる作風は国内外で高い評価を受けており、被写体をまるでオブジェのように配する彼独特の「演出写真」を、写真の誕生の地・フランスではそのまま「Ueda-cho(植田調)」という言葉で広く紹介されています。

それだけ高い評価を受ける巨匠的な立場にあった植田氏ですが、彼はあくまで自らを「アマチュア写真家」と称し、そのポジションにこだわり続けていたといいます。それは彼の、作品を残すことだけに囚われず「写真を楽しむこと」を重視する姿勢故でした。

その姿勢と世界観に魅了され、影響を受けるアーティストも数多くいます。
特にあの俳優・シンガーソングライターの福山雅治さんは1996年の「HELLO」のCDジャケットの撮影を植田氏が担当して以来互いに交流を深め、植田氏も非常に刺激を受けたようで様々なコラボレーション作品を世に送り出しました。福山さん自身も定期的に植田氏の個人美術館「植田写真美術館」にて写真展を開催しています。

現在も多くの人に影響を与え続けている写真家・植田正治の世界。その約70年の道程にこの機会に触れてみては如何でしょうか。

自分のブログ・サイトで紹介する時は、貼り付け用ソースをお使いください。



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