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秋期特別公開 『宋版一切経の世界』

2010/09/18 ~ 2010/12/05


【醍醐寺霊宝館】

醍醐寺霊宝館


12世紀に、中国大陸から日本に伝えられた国の重要文化財『宋版一切経』(そうはんいっさいきょう)。
これは、様々な記録などから東大寺再建にも携わった僧・俊乗房重源(1121~1206)が中国・宋より持ち帰り、醍醐寺に納めたものとして知られています。
保存状態も良好で帖数も6000帖余りと数も多く、一級の仏教資料として高い評価を得ています。
この『宋版一切経』は長く醍醐寺文化財研究所にて研究が行われてきましたが、今回その成果の発表も兼ねて、この貴重な経典が公開されます。

研究者の調査により、一切経からは当時これを用いていた宋代の僧侶たちが漢字の意味や文法などを示すためにつけた「角筆点」が発見されるなど、当時の東アジアの交流の痕跡も、今に伝えています。


また、この他にも国宝「薬師三尊像(平安時代)」をはじめ、重要文化財「千手観音立像(平安時代)」、重要文化財「金銅両界曼荼羅(鎌倉時代)」など、一切経にも説かれている仏様たちを中心に、選りすぐった寺宝の数々も併せて展示公開されます。


CHECK POINT

『宋版一切経』とは?

その当時に知られている全ての経典を集め、まとめたもののことを「一切経」といいます。
仏教が盛んになり、僧侶の数が増えたり一般の人にも広く信仰されるようになると、様々な経典が沢山必要になります。そのため、中国や朝鮮、そして日本では印刷された一切経のテキストが求められていました。
そこで、平安~鎌倉時代にかけて、様々な僧が中国・宋に渡り、経典を持ち帰ってきました。
醍醐寺に収められたものはそのうちのひとつで、奈良・東大寺の再建にも携わった重源が持ち帰ったものです。宋の時代の一切経なので、『宗版一切経』と呼ばれます。
他の寺院にも幾つか『宗版一切経』は残されていますが、醍醐寺のもの保存状態も900年近く前のものとは思えないほど良好で、印刷された文字もはっきりと読むことができます。
そして何より、ほぼ全巻が揃っているという点で、大変貴重な資料となっています。

展覧会では、各館に登場する仏様や場面に関する品の近くに、対応する巻の経典を展示するなど、併せて見ることでより分かりやすい構成になっています。

自分のブログ・サイトで紹介する時は、貼り付け用ソースをお使いください。



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