毎年夏季恒例の、子供にも分かりやすい展示内容で樂焼の世界を紹介する「親子で見る展覧会」。今回は「樂焼のルーツ」がテーマです。
茶の湯のための茶碗として、450年前に始まった「樂焼」。
その代表は、真っ黒い「黒樂茶碗」と、京都の町でとれた赤土(聚楽土)で造った「赤樂茶碗」です。
しかし、樂焼のルーツをたずねてみると...
なんと!緑、黄、茶色、紫、などなど最もカラフルで色鮮やかな焼き物、中国福建省の明時代河南三彩にたどり着きます。
カラフルな中国の焼き物から、まるで対極の赤と黒、二色のシンプルな焼き物へとかわった樂茶碗。
いったいなぜだろう?樂焼きのルーツをたどり、その特色をやさしく解説しながら展覧会は始まります。
お子様にも理解しやすい楽しい展示解説や、実際に作品資料に触れて鑑賞するなど、工夫された展示もいろいろ。ぜひご家族おそろいでお出かけください。