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琳派展12 「鈴木 其一 -江戸琳派の風雲児-」

2009/09/19 ~ 2009/12/13


【細見美術館】

細見美術館


細見美術館恒例の人気企画展・「琳派展」。

今回は鈴木其一(1796-1858)を特集します。



鈴木其一は、江戸琳派を興した酒井抱一の高弟です。

はじめは師・抱一の優美で叙情的な作風を慕っていましたが、次第に、より明快で鮮やかな独自の画風を確立しました。



モチーフの形や色にこだわる造形意識は、抱一よりもむしろ尾形光琳を髣髴とさせるものがあり、かつ近代絵画に先行するようなモダンで洗練された感覚も見出すことができます。

また、江戸琳派が得意とした花鳥図のみならず、美人画や歴史画も其一は手がけており、その扱う画域の広さにも興味深いものがあります。



この展覧会では、其一画の様々な画題・画風を、初期から晩年までの諸作品に探ります。



また、其一は抱一の実質的な後継者であり、自身でも多くの弟子たちを育てました。

今回はその其一を取り巻く他の江戸琳派の画家たちの作品も併せて展示、紹介。

其一の画の特色とその魅力をより明らかにしていきます。



※会期中、前期(9/19~10/25)・後期(10/27~12/13)で展示替される作品がございます。


CHECK POINT

お江戸のモダン・アーティスト、其一の世界をご堪能あれ。

江戸の染物職人の家に生まれた其一は、18歳のころには酒井抱一の内弟子となりました。
江戸琳派の創始者たる抱一は武家の名門・酒井家の人間であり、其一は師匠の下で絵を学ぶ一方、身の回りの世話も行っていたといいます。
しばしば師匠の絵の代筆も担当していたこともあり、初期は抱一の画風をほぼ踏襲したものとなっていました。

其一がひとり立ちをすることになったのは、師匠の没後のことでした。
その後の彼の画風は、抱一の詩や俳諧の世界にも通じるような叙情的な方向から脱却し、まさに「琳派」的な、洗練された装飾的な造形美や色使いを重視する方向へ向かっていきます。

抱一は尾形光琳に私淑し、影響を受けたとされますが、むしろ作風の点では、其一の方が光琳のそれをより受け継いでいるといえるかもしれません。平面的でデコラティブな、構図や描写は非常にモダンで、当時とすれば非常に先鋭的なものだったことでしょう。
現代にも通じる其一のセンス。「お江戸のモダン」を、この機会に是非ご堪能下さい。

アートキューブレクチャー 「鈴木其一の魅力 -江戸琳派の新たな機運-」

展覧会をもっと楽しく、より深く味わえるトークイベントです。
講師は細見良行館長自らもおつとめになります。

【第29回 アートキューブレクチャー】
開催日:10月25日(日)
講師:細見良行(館長)、岡野智子(学芸課長)

※有料、事前申し込み制です。
※詳細につきましては、公式ホームページをご覧頂くか、直接施設までお問合せ下さい。

自分のブログ・サイトで紹介する時は、貼り付け用ソースをお使いください。



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