私たちの周りには、たくさんの情報や、様々な問題を瞬時に解決する為に作られたものが溢れています。
止まることなく日々加速化する中でそれらの積み重なりは大きくなり、時にはうまく咀嚼することができずに埋もれてしまったり、周囲のささやかな変化への反応や他者との直接的な関わり合いなど、一番近い距離にあるべきはずのものに焦点が合わなくなったりしてしまうことがあります。
展覧会タイトルである「連鎖とまたたき」とは、「脈々と続く日常」と、「その中で起こる小さな変化」を意味しています。
本展では、作家、学生から構成される8名がこの言葉をキーワードに、普段当たり前のように見えている、知っている、と思っている物事をそれぞれの方法論を用いて分解し、時間をかけて丁寧に接続し直すことで生まれた作品を発表します。
作品を通して、連鎖の中にあるちいさなまたたきをみつけ、そこから焦点を定め直すことができるのではないか、という試みです。
今村遼佑/小出麻代/溝縁真子/大八木夏生/今尾拓真/髙畑紗依/友尻小麦/桑園 創
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