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冷泉家 王朝の和歌守(うたもり)展

2010/04/17 ~ 2010/06/06


【京都文化博物館】

京都文化博物館







国宝「明月記」(藤原定家自筆/鎌倉時代前期)
(前・後期に分けて全巻を展示)
藤原定家が付けていた日記。冷泉家には31~72歳までのものが伝わっている。書の手本教材としても扱われたが、内容が非常に克明で、歴史資料としての価値も高い。縦約30cmの巻子装。

国宝「明月記 第九 建仁3年春記」(藤原定家自筆/鎌倉時代前期)
定家42歳の初春の日記。正月4日は御幸始で、摂政・九条良経に従って行動した。行間にその日の話題を簡潔にまとめた朱書きがされている。

日本文学史に輝くスターを輩出した、平安・鎌倉時代から800年伝わる「歌の家」、冷泉家
その冷泉家に伝わる古典籍の至宝が、春の京都で一堂に会します。

和歌(やまとうた)は奈良の時代から長きに渡り、日本の文芸の首座を占め続けてきました。なかでも天皇や院の命で編まれる勅撰和歌集の撰者になることは、歌人にとってこの上ない名誉でした。

冷泉家は、平安・鎌倉時代の歌人で勅撰和歌集の撰者となった藤原俊成や、定家、為家を祖にもち、歴代が宮廷や武家の歌道師範をつとめた家柄です。京都御所にほど近いところにある冷泉家の蔵には、その800年の伝統のなかで蓄積された、勅撰集、私家集、歌学書、古記録などが収められています。それらの書物は「冷泉家時雨亭叢書」として刊行され、この度全84巻が完結しました。これを機に、守り伝えられた古典籍の精髄を一堂に会し、これまでにない規模で展覧します。

展覧会では、藤原俊成筆『古来風躰抄』、定家筆『古今和歌集(嘉禄二年本)』『後撰和歌集(天福二年本)』『拾遺愚草』『明月記』の国宝5点をはじめ、300点以上の重要文化財を前・後期に分けて公開します。美しい料紙と流麗なかな文字の取り合わせがみごとな平安時代の装飾本や、華やかに表装された天皇直筆の書「宸翰」が、みやびな王朝美の世界へと誘います。

※前期と後期で全作品入れ替えがございます。
  《前期》4月17日(土)-5月9日(日)《後期》5月12日(水)-6月6日(日)


※写真は全て冷泉家時雨亭文庫蔵


CHECK POINT

展覧会関連イベントも多数開催!雅な王朝美の世界を体験。

【記念イベント「和歌をうたう(披講)」】

《お申し込み方法》
往復ハガキに住所、氏名(返信面にも)、電話番号、「イベント」またはご希望の「講演会」(2/3/5/6)一つを明記し、

〒604-8183 京都市中京区三条高倉 京都府文化博物館「冷泉家展イベント」係へお送り下さい。
※受付は先着順となります。


※参加者1名につき1枚のハガキでお申し込みください。
※参加は無料ですが、展覧会の入場券〔半券可〕が必要です。

【ギャラリートーク】
博物館の学芸員さんが、実際に作品を前に解説をして下さいます。

日時:4月30日(金)、5月7日(金)、5月21日(金)、6月4日(金) 各日 18:00~(約30分)
参加費:無料(展覧会への入場券が必要です)
※事前の申し込みは不要。ただし、当日の入場者に限ります。

雅の薫りを今に伝える、「奇跡の文庫」

冷泉家は代々歌道の宗匠家のひとつとして宮廷や武家の歌道師範を務めてきた家柄。
明治維新後、多くの公家たちが天皇と共に東京へ移り住む中でも、冷泉家は京都でその歴史と伝統を守り伝えてきました。現在も京都御所近くにある邸宅(1790年築)は現存する最古の公家住宅として重要文化財に指定されています。

《災禍を生き延びた「奇跡の文庫」》

冷泉家邸内には貴重な書物、古文書類を収める土蔵「御文庫(おぶんこ)」があります。
ここには冷泉家の歴代が800年の歴史の中で収集してきた古典籍が納められ、現代に伝えられています。
京都は天明の大火(1788)など、長い歴史の中で何度も火災や戦乱に見舞われましたが、ここに納められた品々は奇跡的にその災禍を免れたまさに「奇跡の文庫」とも言えます。
展覧会では国宝・重要文化財約300余、出品総数としては約370点という質量ともに最高のコレクションの精髄が展示・公開されます。

《古より親しまれてきた「日本文学の源泉」》
非常に長い歴史を持つ和歌の世界。その宮廷文化の華である和歌をリードしてきた冷泉家には、日本文学の本流が息づいています。
「古今和歌集」「源氏物語」といった古典のテキストを学校などで一度は目にしたことはあるでしょう。実はそのテキストは、藤原定家による書写本の流れをくむ本を活字にしたものなのです。
また、今でもカルタ遊びなどで親しまれている「小倉百人一首」もその定家が撰者を務めたものなのをご存知でしょうか。
まさに日本文学の「源泉」が、冷泉家の資料には詰まっているといえます。

《書と紙の妙。「古筆と料紙の美しさを愛でる」》

重文「素性集 色紙本」(そせいしゅう いろがみぼん)
筆者未詳 平安時代中期

藤原俊成、定家、為家、冷泉為相(為家の子)らの書写による書籍は、歴代当主が身近に置いてきたもの。木版で文様を刷り込んだ唐紙、草木染め、墨流し、金や銀で箔加工されたものなど、美しく装飾を施した料紙を用いて丁寧に仕立てられています。書と紙の繊細な風合いや個性的な色合わせなど、粋を極めた、今も変らない美しい輝き。心ゆくまでご堪能ください。
(平安時代から鎌倉時代にかけて書かれた和様の名筆をさして古筆といいます。)

《歌の家だからこそ残る宸翰。「天皇家との深い関わり」》
天皇や院(退位した天皇)の命で編まれた勅撰和歌集の撰者を輩出し、代々歌道師範を務めた冷泉家。その収蔵品には歴代天皇の書「宸翰(しんかん)」が多数、残されています。中には天皇の御衣(おんぞ)を拝領し、その裂(きれ)を使って表装されているものもあり、当時の宮廷が華麗な色彩に満ちていたことを今に伝えています。展覧会では、展示替えも含めて計約30点の宸翰を展示予定です。

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