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ラウル・デュフィ展

2009/08/29 ~ 2009/10/04


【美術館「えき」KYOTO】

美術館「えき」KYOTO

「色彩の魔術師」といわれ、20世紀を代表するフランス近代画家、ラウル・デュフィ(1877~1953)。

彼はフランス北西部の港町ル・アーヴルに、音楽好きな大家族の次男として生まれました。
14歳でいったん学業を断念して社会に出るも、翌年から美術学校の夜間クラスを受講するようになり、その後、パリへ出て本格的に画家を目指しました。

初期の頃のデュフィは印象派風の作品を描いていましたが、その後、アンリ・マティスに感銘を受け、フォーヴ(野獣派/フォーヴィズム)の運動に参加します。しかし、彼の作品は荒々しい野生というよりも、自由な色彩と軽快なタッチで描かれたものでした。

そして、第一次世界大戦後、彼は装飾美術を取り入れた他のフォーヴたちとは異なる独自の画風を確立し、フランスを代表する画家の一人として画壇に確固たる地位を築きました。

彼の用いた素早く軽快なタッチは、めまぐるしく物事が変化する近代性をも象徴し、後世の商業美術に多大な影響を及ぼしています。

輝くような色面と、揺れるような輪郭線が軽妙に混在した作風は、動く題材に適しており、ヨットレースや乗馬などをテーマにした躍動感のある作品が有名です。
さらに、音楽好きであったデュフィはミュージシャンや楽器も多くモチーフとしました。それらの作品においても、絶妙な線描により、楽器を演奏するミュージシャンの動きが巧みに表現されています。日本でも音楽をテーマにした作品は特に人気があります。

今回の展覧会ではフランス国内外の美術館・個人所蔵品より、13歳の頃の水彩画から晩年の作品まで、ラウル・デュフィの生涯にわたる油彩画・水彩画を中心とした日本初公開を含む約75点が展示されます。


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