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プリーモ・レーヴィ -アウシュヴィッツを考えぬいた作家-

2011/10/22 ~ 2011/12/17


【立命館大学国際平和ミュージアム】

立命館大学国際平和ミュージアム


ユダヤ系イタリア人としてアウシュヴィッツに送られ、奇跡的に生還したイタリアの化学者・作家、プリーモ・レーヴィ(1919-1987)。

彼はアウシュヴィッツの地獄を冷静に記録すると同時に、地獄を体験した後の困難な生を描き、さらにはアウシュヴィッツの意味を生涯にわたり問い続けました。

深い洞察に満ちた彼の作品や証言は、人間の暴力性とそこからの回復を考える際の貴重な手がかりとして日本でも思想家や芸術家を初め多くの人々に影響を与えています。しかし展示の機会はこれまでありませんでした。

この展覧会では、日本初公開の写真や資料を含め、日本で初めて本格的にプリーモ・レーヴィを紹介します。

プリーモ・レーヴィ プロフィール

1919年、北イタリア・トリノ生まれ。高校卒業後、トリノ大学理工学部に入学し化学を学ぶ。
1941年に卒業するが、在学中に制定されたユダヤ人を差別する「人種法」のため仕事が見つからず、身分を隠して鉱山で働いた。翌年スイスの製薬会社に就職するものの、トリノを占領するナチスに反抗し、反ファシズム運動を行っていた行動党の地下組織に入り、パルチザン部隊の仲間と山岳地帯にこもる。
しかし1943年に捕らえられ、アウシュビッツ強制収容所に移送される。その後第二次世界大戦が終わりソ連軍によって解放されるまでの約1年間を収容所で過ごした。
戦後イタリアに戻り、1947年に強制収容所での体験を記した『これが人間か(邦題:アウシュヴィッツは終わらない)』を出版。1958年には新版が発表され、世界的に高評価を得る。
その後同じくアウシュヴィッツの体験をテーマとした『休戦』(1963年)が大きな反響を呼び、カンピエッロ賞を受賞。イタリアを代表する作家として認められる。
1986年には評論集『溺れるものと救われるもの』を発表。しかし翌1987年に投身自殺を遂げた。

CHECK POINT

【関連イベント】記念講演会

プリーモ・レーヴィの思想や作品に詳しい研究者を講師として招き、強制収容所体験、アウシュヴィッツ以降の生き方、証言者としての戦いなどを踏まえて、各講師のレーヴィ像や、知識人としてレーヴィに触発されたことなどを語っていただきます。

時間:各日 13:30~15:00
会場:立命館大学国際平和ミュージアム ロビー
※聴講無料・申し込み不要

コーディネーター:加國尚志氏(立命館大学国際平和ミュージアム副館長、立命館大学文学部教授)

11月5日(土)「プリーモ・レーヴィーアウシュヴィッツを考えぬくこと―」


講師:竹山博英(立命館大学文学部教授)
1948年、東京都生まれ。イタリア文学者。
著書に『イタリアの記念碑墓地ーその歴史と芸術』(言叢社)、訳書に『アウシュヴィッツは終わらないーあるイタリア人生存者の考察』(朝日選書)、『休戦』(岩波書店)などレーヴィの著作多数。

11月12日(土)「断絶の証言者プリーモ・レーヴィ」


講師:徐京植(東京経済大学現代法学部教授)
1951年、京都市生まれ。作家。
著書に『プリーモ・レーヴィへの旅』(朝日新聞社)、『私の西洋美術巡礼』『汝の目を信じよ!-統一ドイツの美術紀行』(岩波新書)、『夜の時代に語るべきことーソウル発「深夜通信」』(毎日新聞社)、『植民地主義の暴力ー「ことばの檻」から』(高文研)など。
ETV2003「アウシュヴィッツ証言者はなぜ自殺したかー作家プリーモ・レーヴィへの旅」出演。

11月19日(土)「“人間であることの恥”ふたたび―2011年の経験から」


講師:鵜飼哲(一橋大学大学院言語社会研究科教授)
1955年、東京都生まれ。
著書に『抵抗への招待』(みすず書房)、『償いのアルケオロジー』(河出書房新社)、『応答する力』(青土社)など。文学・思想の視点から20世紀の暴力や脱植民地化の問題に切り込む研究と発言を行っている。

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