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冬の一般公開「宮崎輝生展」

2011/02/01 ~ 2011/02/28


【京都清宗根付館】

京都清宗根付館



日本初の根付専門美術館「京都清宗根付館」。
二条城にほど近い、かつての都の中心部「壬生」に唯一現存する武家屋敷を、当時の風格をそのままに改装し、江戸時代から現代までの根付コレクションから、現代根付を中心とした約400点を、年4回の期間限定で公開しています。

今回の展示では、宮崎輝生さんによる「筥(はこ)根付」を展示します。
横浜で創作活動を行う宮崎さんは、江戸後期に横浜の職人により最盛期を迎えた、貝や象牙の細工(芝山)を漆器にレリーフのようにはめ込む「芝山象嵌」という技法を30年以上かけ再現された方です。
浮き上げや重ね貼りなどにより立体的な模様を施し、四季の花々を表現します。

寒い冬ではありますが、根付に象眼、蒔絵(まきえ)、螺鈿(らでん)などの様々な技法を用いて生み出された「花籠」「寒牡丹」などの繊細な姿を、是非お楽しみ下さい。

CHECK POINT

「芝山象嵌」とは?

芝山象嵌(芝山漆器)とは


横浜開港の頃、江戸時代・安永年間(1722-1781)ごろに大野木専蔵という人によって考案されたといわれる技法。
元は貝の象嵌技法が発祥であるとされ、専蔵が江戸に出て「芝山」と改名したことから「芝山象嵌」「芝山漆器」と呼ぶようになったといいます。

貝類(蝶貝、淡貝、鮑貝、夜光貝等)、象牙(ぞうげ)、鼈甲(べっこう)、珊瑚(さんご)などを材料に彫刻細工を作り、それを漆器にはめ込んで模様とします。
通常の象嵌は表面を平らに仕上げますが、芝山象嵌の場合ははめ込まれた細工がレリーフのように、立体的に浮き出るところが特徴となっています。

芝山象嵌の歴史


明治維新から間もない頃に欧米で開催された万国博覧会。これに芝山象嵌も出品されました。
これを眼にした当時の西洋の人々は、日本が誇る工芸技術の水準に大いに驚きます。
特に明治14年にアメリカで開催された万国博覧会では横浜の芝山宗一氏の作品が入賞も果たし、以降、芝山象嵌は盛んに海外へ輸出されることになりました。
最盛期(明治後期~大正)には100人以上もの職人(芝山師)がいたとも言われています。
しかし、その高度な技術も他の明治工芸と同様に、時代とともに技術が散逸してしまい、現在ではごく僅かな職人を残すのみとなっています。
宮崎さんはこの散逸した芝山象嵌の技法を30年以上研究し、現在に蘇らせた方です。
現在は創作活動の傍ら、技能伝承の活動にも取り組んでいらっしゃいます。

自分のブログ・サイトで紹介する時は、貼り付け用ソースをお使いください。



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