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絵は詩のごとく、詩は絵のごとく マリアンヌ・クルーゾの世界

2010/10/10 ~ 2010/11/06


【京都嵯峨芸術大学附属博物館】

京都嵯峨芸術大学附属博物館



詩人や作家の世界を版画、油画、パステル画などで表現したフランスの女性画家、マリアンヌ・クルーゾ。

日本ではあまりなじみの無い画家ですが、1908年にパリで生まれてから2007年に亡くなるまで、パリを中心に制作活動を行い、パステル画、版画、油彩画、立体、挿画と多様な作品を残しています。本国フランスでは芸術文化賞(シュヴァリエ賞・オフィシエ賞)を受勲し、その文化功績が認められています。

マリアンヌ・クルーゾの作品世界の特徴。それは「言葉」と「視覚表現」の融合にあります。

叔母である小説家・ポールの影響もあり、幼い頃から文学に親しんでいたマリアンヌは、生涯を通じて言葉によって想像を喚起された絵画作品を多く残しました。詩人の言葉はマリアンヌの中で線となり、色となり、私たちの目の前に「絵画」として現れます。
また、マリアンヌは豪華な挿画本も制作しました。代表作としては、『若きパルク』(ポール・ヴァレリー)『3つのコント』(フランシス・ジャム)『ジュピターの変身』(ガブリエル・オーディジオ)などがあります。

Je ne cesse jamis de peindre, je ne fait que cela.

(私は描くことを決して止めない、それしかやっていない)



マリアンヌが日常的に語っていたというこの言葉は、彼女という人を表すのに一番相応しい言葉といえるでしょう。




この展覧会は、2005年に京都嵯峨芸術大学の大竹仁子名誉教授が『人魚姫』の仏語版・日本語版を出版された際に、マリアンヌ・クルーゾが挿絵原画を手がけたことがきっかけとなり、開催されることになりました。
展覧会では、油彩画やパステル画のほか、素描や立体作品、そして挿画本など、彼女の多彩な表現世界を総合的に紹介します。
特に挿画本は、マリアンヌ自身が手がけた銅版画によるもの、そして現在では希少な版画技法「ポショワール技法」(※)を用いたものも展示します。
時代の流れに容易に左右されること無く、内に秘めた深い精神を表現し続けた、マリアンヌ・クルーゾの作品をお楽しみ下さい。

※ポショワール技法
亜鉛や銅版を切り抜いた型を使い、刷毛やスプレーで彩色する西洋版画。写真から製版する技術がまだなかった20世紀初頭によく用いられましたが、写真製版の発達に伴い減少し、現在では希少な技法となっています。

CHECK POINT

マリアンヌ・クルーゾ プロフィール

【マリアンヌ・クルーゾ(Marianne Clouzot/1908-2007)】
フランスの女性画家。父はガリエラ美術館館長・初代シネクラブ会長、従兄のアンリ=ジョルジュ・クルーゾ(「恐怖の報酬」「悪魔のような女」)は映画監督など、芸術家を多く輩出する裕福な家庭に育つ。
生涯パリを中心に活動。芸術活動が盛んだった刺激的な時代の中、様々な芸術家と出会い(特に、シャルロット・ペリアンとドラ・マールは、彼女が親友と呼ぶほどの間柄だった)、常に意欲的に創作活動を行った。
装飾美術学校で学んだマリアンヌは、アール・デコ博(パリ万国装飾美術博覧会/1925)に参加するも、そこに留まらず染織、陶芸、立体なども幅広く手がけている。
75歳を過ぎても創作意欲は衰えず、若い頃のクロッキーを元に精力的にパステル画を制作し、99歳で亡くなるまで作品を描き続けた。

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