2015年は、戦後70年という大きな節目を迎えます。
「戦後」に文化として大きく花開いたマンガは、戦争の体験から大きな影響を受けている文化だと言えます。逆に言えば、戦後無数に作られてきた「戦争マンガ」 を読み解くことで、私たちが、戦争体験というものに対して、どのように向かい合ってきたかを垣間見ることができるはずです。
この展覧会では、評論家・呉智英(くれ・ともふさ)氏とマンガ研究者・吉村和真(よしむら・かずま)氏の監修により選ばれた【原爆】【特攻】【満州】【沖縄】【戦中派の 声】【マンガの役割】6つの視点から第二次世界大戦を描いたマンガ作品24作品を取り上げ、「戦争マンガ」の、多様で複雑な展開を、解説と共に複製パネルで紹介します。
また、現代における新しい「戦争マンガ」として、おざわゆき、今日マチ子、こうの史代の3作家の作品原画を展示し、現代ならではの視点や表現、普遍性を紹介するほか、マンガミュージアム所蔵の膨大な「戦争マンガ」単行本コレクションを一堂に集めてご覧いただける読書室も用意します。
戦後70年を、マンガを通して考える展覧会です。
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