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草の根のアール・ヌーヴォー 明治期の文芸雑誌と図案教育

2019/10/28 ~ 2019/11/22


【京都工芸繊維大学美術工芸資料館】

京都工芸繊維大学美術工芸資料館

19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを席巻したデザイン様式・運動であるアール・ヌーヴォー。その特徴的な表現の一つに、アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)が手がけた、渦巻くような曲線による植物模様や女性像があります。

アール・ヌーヴォーの流行は、浅井忠(1856-1907)らパリ帰りの美術家たちが持ち帰った印刷物などを通じて、明治期の日本にも伝わりました。日本のアール・ヌーヴォー受容の顕著な例として、京都高等工芸学校(1902(明治35)年創立)において浅井忠らが担った図案(デザイン)教育、雑誌『明星』(1900(明治33)年創刊)をはじめとする文芸雑誌の表紙絵や挿絵があげられます。図案教育を受けた学生たちの作例や文芸雑誌の挿絵類は、当時勃興しつつあった複製文化である印刷物と密接な関わりをもった点、著名な美術家ばかりでなく、無名の図案家や挿絵画家たちが、洋風生活を意識したデザインや投稿欄をもつ文芸雑誌を彩った点において、日本のアール・ヌーヴォーが草の根に広がっていたことを示しています。

この展覧会では、図案教育と文芸雑誌の挿絵を中心とした資料(複製資料を含む)およそ150点を紹介します。また、幻の挿絵画家・一条成美(1877-1910)の作品も多数ご紹介します。独学で絵を学んだ一条成美は、『明星』『新聲』の表紙絵・挿絵により一躍人気を得ましたが、早世の後には謎に包まれた生涯とともに忘れ去られる傾向にありました。これらの作品資料を通して、無名の人々が織り成した日本のアール・ヌーヴォーの行方を感じ取っていただければと思います。

関連展示として、河瀬満織物株式会社のミュシャに着想を得た西陣織作品による、現代京都の着物産業におけるアール・ヌーヴォー受容の一例をご紹介いたします。

※この展覧会は、京都工芸繊維大学美術工芸資料館と国際日本文化研究センター・機関拠点型基幹研究プロジェクト「大衆文化の通時的・国際的研究による新しい日本像の創出」の連携により開催されるものです。


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