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木島櫻谷――京都日本画の俊英

2013/10/26 ~ 2013/12/15


【住友コレクション 泉屋博古館】

住友コレクション 泉屋博古館

【作品画像】
(1)《獅子》櫻谷文庫蔵 展示:通期
(2)《画三昧》櫻谷文庫蔵 展示:11/19-12/15
(3)《柳桜図》泉屋博古館分館蔵 展示:10/26-11/17
(4)《菊花図》泉屋博古館分館蔵 展示:11/26-12/8


木島櫻谷(このしま・おうこく)は、明治から昭和の京都画壇で第一人者として活躍した日本画家です。

呉服店が多くあつまる京都・三条室町に生まれた櫻谷は、円山四条派の流れをくむ今尾景年のもとで絵を学び、自然観察と叙情の調和した卓越した表現で動物や自然を描き、明治後半から大正には文展の花形として活躍しました。続く帝展では審査員を務めるなどし、櫻谷は京都画壇を代表する人気画家として高い地位を築きました。

しかし、次第に櫻谷は誉めあい謗り合いが横行する画壇から距離をとるようになります。そして彼は金閣寺に程近い衣笠の地に構えた自邸にこもり、たくさんの書物に囲まれた文雅の生活を送りました。昔から中国文化に興味を持ち、特に中国の文人たちに憧れを頂いていた櫻谷にとって、衣笠の自邸での暮らしは文人精神に基づいたまさに理想の生き方でした。漢詩を詠み、書に親しみ、気ままに絵を描く日々のなか、櫻谷は洒脱な筆致で内面を重視する南画風の作品を生み出す境地に至りました。

久々の回顧展となる今回の展覧会では、櫻谷の各時期の代表作を中心に、公益財団法人櫻谷文庫の未公開資料をあわせて公開します。

櫻谷が特に得意とした動物画は、からみつくような柔らかな毛並みの描写と優しく表情豊かな眼差しが今なお人々の目をひきつけます。
また、今回は大正時代に住友家の依頼で描かれた4点の連作屏風も期間中に展示替えで全て公開します。琳派の意匠をとりいれ四季の草木をあしらった屏風には、呉服の町に生まれ、若い頃に染織図案を手がけた経験をもつ櫻谷のデザインセンスが活かされています。

櫻谷の画風は、どこか清潔で華奢な情趣が醸し出されています。それは、京都で生まれ育った彼ならではの、京都文化の上澄みといえるのかもしれません。
京都が生んだ日本画の俊英・木島櫻谷の多彩な画業を、この機会にご堪能ください。

なお、会期中には、櫻谷が晩年までを過ごした衣笠の木島櫻谷旧邸も特別公開されます。


CHECK POINT

【関連イベント】せんおくアートサロン/列品解説

せんおくアートサロン「木島櫻谷と京都の日本画を語ろう」


日時:11月9日(土)13:30~15:30
会場:泉屋博古館 講堂
定員:100名(先着)
※参加無料・事前申込不要(当日受付)

■パネラー
「櫻谷と京都の日本画の流れ」:平野重光(美術史家)
「今尾画塾と櫻谷の芸術」:今尾景之(日本画家・今尾景年ご令孫)
「櫻谷の理想郷とは~櫻谷邸の分析から」:清水重敦(京都工芸繊維大学准教授)

列品解説


展示室にて、学芸員が解説を行います。

■木島櫻谷展
日時:2013年11月2日(土)、30日(土)14:00~

■中国青銅器の世界(常設展)
日時:2013年11月23日(土)14:00~
※常設展は、毎日ミュージアムボランティアによる解説があります。

【関連イベント】見学会「木島櫻谷旧邸~櫻谷の理想郷とは?」

櫻谷が設計段階から関わり、彼の意思が反映された“櫻谷最大の作品”ともいえる木島櫻谷旧邸宅(現・櫻谷文庫、国登録有形文化財)。
これを、気鋭の近代建築史家の解説とともに見学します。
※事前申込制

日時:2013年11月8日(金)【1】13:00~【2】15:00~
講師:清水重敦(京都工芸繊維大学准教授)
参加費:1,000円
定員:各回20名
集合:櫻谷文庫正門(京都市北区等持院東町)
http://www.oukokubunko.org

■ 申込方法
メール・FAX・往復はがきにて、
「氏名」「電話番号」「参加希望回」「参加人数」を添えて泉屋博古館へお申込みください。
(定員に達し次第締め切りとなります)

【連携企画】国登録有形文化財「木島櫻谷旧邸宅」特別公開/相互割引

国登録有形文化財「木島櫻谷旧邸宅」特別公開


櫻谷が大正2年(1913)からの後半生を過ごした京都・衣笠にある邸宅、木島櫻谷旧邸宅(櫻谷文庫)の特別公開が、展覧会開催に合わせて行われます。
邸宅は母屋(和館)、収蔵庫・展示室(洋館)、アトリエ(画室)といった建物から成り、櫻谷の作品や手紙類など彼自身に関する資料のほか、櫻谷が収集した日本や中国の書画・古典籍など数千点以上の資料を所蔵しています。
設計には櫻谷自身が関わっており、この家自体が彼の理想を形にしたひとつの作品といえます。
また、櫻谷が衣笠へ転居したことを契機に、菊池芳文や村上華岳、堂本印象といったほかの京都画壇の画家たちも衣笠周辺に移り住むようになり、周辺は一種の芸術村の様相を見せていました。

公開日:2013年10月26日~12月15日(展覧会会期中)の金・土・日・祝日
時間:10:00~16:00(受付終了)
料金:大人600円、小学生300円(15名以上の団体は1割引)
問い合わせ:櫻谷文庫(TEL 075-461-9395)http://www.oukokubunko.org
アクセス:【市バス】「北野白梅町」【京福電鉄】「北野白梅町」駅下車、北西へ徒歩300m(洛星中学・高校西隣)

展覧会相互割引



・ 国登録有形文化財「木島櫻谷旧邸宅」特別公開
・「竹内栖鳳展 近代日本画の巨人」(京都市美術館|2013年10月22日~12月15日)
・「下絵を読み解く 竹内栖鳳の下絵と素描」(京都市美術館|2013年10月19日~12月1日)
上記の入場券(半券可)を「木島櫻谷展」窓口にて提示された方は、割引料金で観覧できます。
また、上記入場時に「木島櫻谷展」の入場券(半券可)を提示いただくと、割引料金でご覧いただけます。
※会期中、1枚につきお一人様1回限り

自分のブログ・サイトで紹介する時は、貼り付け用ソースをお使いください。



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