金工鐔の美

2014/11/22 ~ 2015/02/15


【清水三年坂美術館】

清水三年坂美術館

刀を保護し、持ち運びするために付けられている刀装具。元々実用品でしたが、戦のなかった平和な江戸時代の間には多彩な装飾が施されるようになり、美術品としての価値が急速に高まりました。

刀装具を手がける金工職人たちは、刀装金具という定まった形式の中に、鉄・金・銀・銅・赤銅・四分一などの金属と高度な彫金技術を駆使して、花鳥風月や様々な文様などを描き、絵画と立体の融合が見事になされた美の世界を作り出しました。

刀装金具には、鐔、縁頭、目貫、小柄、笄などがあります。中でも鐔(つば)は、掌に丁度収まる大きさ、ずっしりとした金属の重み、刀装金工達が絵画的表現をするのに程よい画面サイズと表裏のある形から、単なる刀装具という枠を超えた独立した美術品として、現在に至るまで多くの美術愛好家を魅了しています。

今回の展覧会では、後藤一乗や加納夏雄等、京金工をはじめ、石黒派や水戸金工らが手掛けた鐔を展示します。
各種金属を用いて風雅で優美に装飾がなされた金工鐔の世界をご高覧ください。


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