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平成24年 春季特別展「かな」の美

2012/03/10 ~ 2012/06/10


【野村美術館】

野村美術館





「かな」は、漢字の草書体から生まれた日本特有の文字で、平安時代中期、10世紀に完成したといわれます。

「かな」の特徴は、柔らかな曲線で、漢字の楷書にはない優雅さや、ゆったりとしたリズム感を表現できることにあります。連綿や「止め」や「撥ね(はね)」、墨の濃淡や線の太い・細いなど文字の表現、「散らし書き」と呼ばれる文字のレイアウト、書きつけられる紙に料紙の選択など、工夫することによって一層豊かな表現を生み出してきました。

茶の湯では、こうした古筆を掛物として使い、大切にされてきました。
それは千利休の師匠でもあるわび茶の祖・武野紹鴎(たけの・じょうおう)が、藤原定家の「小倉色紙」(定家筆の「百人一首」に選んだ歌を書いた色紙)を掛けたのが最初といわれます。
「書」を芸術作品としてみるほか、藤原定家をはじめとする歌人の美意識が茶の湯のそれと重なるところがあり、和歌のこころは奥深いところで茶の湯のこころともふれあい、茶人に賞賛されたのです。
茶の湯の席では書が鑑賞されたと同時に、季節の風情の中で静かに和歌の意味が味わわれてきたといえましょう。

今回の展示では、名物切とよばれる平安時代の書から、鎌倉時代の藤原俊成・藤原定家の書を経て、江戸時代の「寛永の三筆」とよばれる近衛信尹、本阿弥光悦、松花堂昭乗の書、あるいは後水尾天皇や近衛家熈の書までを展示します。
和歌を中心とした書になりますが、書を見て楽しみ、読んで味わっていただけましたら幸いです。

主な出品物

【前期】
伝嵯峨天皇筆 飯室切(3/10~4/1)、伝藤原佐理筆 筋切・通切(4/3~22)、藤原定家筆 二首色紙・藤原基俊筆 多賀切・寂連筆 熊野懐紙 など

【後期】
伝紀貫之筆 寸松庵色紙(4/24~5/13)・伝藤原行成・藤原公任両筆 法華経断簡(5/13~6/10)・伝小野道風筆 小島切・伝源順筆 栂尾切 など

※展示は二期制です。前期・後期で全面的に作品が入れ替えとなります。
【前期】3/10(土)~4/22(日) 【後期】4/24(火)~6/10(日)

※一部の作品は展示期間が前期・後期によらないものもございます。
  詳細は施設までお問い合わせいただくか、ホームページをご確認下さい。

CHECK POINT

同時開催(地階展示室)

館蔵品展【前期】早蕨の茶事(3/10-4/22)


春の茶事のお道具の取り合わせを紹介いたします。
主な展示作品は、 夢窓疎石筆 霊光不昧偈頌・原羊遊斎作 酒井抱一下絵蕨蒔絵膳・堅手茶碗 銘白妙・野々村仁清作 長肩衝茶入 銘存命ほか。

館蔵品展【後期】釜-炉縁・風炉とともに(4/24-6/10)


茶の湯の釜を、炉縁と取り合わせて、あるいは風炉とともに展示いたします。
主な展示作品には、 芦屋肩衝七宝地紋釜・長野横笛作 花筏蒔絵炉縁・芦屋四方釜・利休形四方風炉・西村了全作 雲龍風炉ほか。

※3/23(金)、4/13(金)、5/11(金)は、都合により地階展示室は閉鎖となります。あらかじめご了承下さい。

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