山寺 後藤美術館は、山形県出身の実業家・後藤季次郎氏が長年にわたり収集してきたヨーロッパ絵画のコレクションを核として、1994年山形市山寺に創立されました。山寺 後藤美術館では、17世紀から19世紀に至るヨーロッパ絵画を中心に、ロダンの彫刻、ガレやドームなどのガラス器など、幅広い領域の美術品を観ることができます。
今回の展覧会では、バロック期から19世紀後半におよぶ神話画や宗教画、肖像画、静物画、そして近代へと向かう絵画の新たな可能性を開いたバルビゾン派の風景画に至るヨーロッパ絵画の変遷を、山寺 後藤美術館のコレクション約60点を通して辿っていきます。
「風景」自体を主役とし、「あるがままの現実」を描いて近代の入り口に立つ まで、200年に及ぶ絵画の旅路をじっくりとご覧ください。
山形県、山寺にある後藤美術館は、山形県出身の実業家後藤季次郎氏が収集したバルビゾン派のコレクションを中核に、バロック期から19世紀後半に至る多岐にわたるヨーロッパ美術を収蔵する美術館です。
豊かな自然と文化を見事に融合させた施設内には、ヨーロッパ絵画を中心に、ガレ、ドームのガラス工芸品、ロダ ンの彫刻など歴史に刻まれた貴重なコレクションを多数展示しています。
1830~70年代頃、パリ郊外に位置するフォンテーヌブローの森に抱かれたバルビゾン村を拠点に、田園風景や人々の暮らしを描いた画家たちのこと。 産業革命などで「近代」の幕開けを迎えた19世紀のヨーロッパは都市の開発が劇的に進み、人々を取り巻く生活環境が一変。その一方、開発の波に呑みこまれ ることなく、昔ながらの素朴な生活を続けていたバルビゾンの村には、安らぎと、あるがままの自然を求めた画家たちが集いました。
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