1. 京都で遊ぼうART
  2. 施設から探す >
  3. 美術館・博物館から探す
  4. 京都国立近代美術館
  5. 泥象 鈴木治の世界―「使う陶」から「観る陶」、そして「詠む陶」へ―

泥象 鈴木治の世界―「使う陶」から「観る陶」、そして「詠む陶」へ―

2013/07/12 ~ 2013/08/25


【京都国立近代美術館】

京都国立近代美術館

【作品画像】(1)鈴木治《泥像》1965年 京都国立近代美術館蔵
(2)鈴木治《馬》1971年 京都国立近代美術館蔵
(3)鈴木治《馬》1978年 京都国立近代美術館蔵


鈴木治(1926-2001)は、戦後の日本陶芸を代表する陶芸家の一人として知られています。
千家十職の永樂工房で轆轤(ろくろ)職人をしていた鈴木宇源治の三男として京都五条坂に生まれた鈴木治は、早くから父に轆轤の手ほどきを受けました。
戦後、本格的に陶芸家を志した鈴木は、1948年に八木一夫、山田光らとともに、陶芸による新しい造形表現を目指して前衛陶芸家集団「走泥社」を結成します。器としての用途を持たず、純粋に立体造形としての芸術性を求めた彼らの作品は、当時の人々に驚きをもって迎えられ、「オブジェ焼」と呼ばれました。
しかし鈴木は、「オブジェ」ではなく、あくまでも土と火による造形を追求し続け、作品名にはしばしば「泥像」や「泥象」という言葉を用いました。この言葉は、鈴木の作陶にこめた理念や想い、あるいは陶芸そのものに対する自らの答えといえるでしょう。

主に赤い化粧土を施した焼締めと、みずみずしい色合いの青白磁の二つの技法によって制作された鈴木の作品には、馬や鳥などの様々な動物や、風や雲など自然現象のイメージから生み出された穏やかな「かたち」が力強く鋭い造形感覚で表現されています。
作品の形と題名、そして観る者の抱くイメージが互いに呼応する独自の豊饒な世界は、文学的要素も強めながら年々いっそう深まりをみせていきました。

没後初めての大規模な回顧展となる今回の展覧会では、初期作品から晩年の未発表作品まで含む約150点で、作者が到った「〈使う陶〉から〈観る陶〉へ、〈観る陶〉から〈詠む陶〉へ」の足跡をたどります。没後10年を経てもなお私たちを惹きつけ、新鮮な感動を与えてくれる鈴木治の作品世界を、この機会にどうぞご覧ください。
CHECK POINT

【関連イベント】記念講演会

鈴木治の陶芸


日時:2013年7月27日(土)14:00~15:30
講師:中尾 優衣(京都国立近代美術館 研究員)
会場:京都国立近代美術館 講堂
定員:100名(先着順/事前申込不要)
※聴講無料
※当日11:00より整理券を配布します。

鈴木治:陶の造形詩人


日時:2013年8月10日(土)14:00~15:30
講師:太田垣 賽(美術評論家)
会場:京都国立近代美術館 講堂
定員:100名(先着順/事前申込不要)
※聴講無料
※当日11:00より整理券を配布します。

自分のブログ・サイトで紹介する時は、貼り付け用ソースをお使いください。



  • 京都で遊ぼう総合TOP
  • 京都で遊ぼうART
  • 京都で遊ぼうMUSIC
  • 京都で遊ぼうSTAY
  • 京都の銭湯
  • 京遊本舗