女性に愛される着物をつくりたい―
1555年、江戸時代に創業。
京友禅の老舗として京都・三条烏丸の地で商いを続けてきた千總。
次代を乗り越え、常に着物の新しい美を今日まで追求してきました。
千總の製作担当者の思いは今も昔もひとつ、「女性を美しくみせる着物をつくりたい。」
テーマを決めて、図案を描き、白生地を選び、色を決めて、完成に導く。
インスピレーションの源は、古くは江戸時代にさかのぼる染織品や絵画作品など、先人たちが遺してくれた美術コレクションです。
そして、京都に根付く雅な文化と豊かな自然から生まれる、たおやかな無数の色。
そこから現代に生きる着物を思い描きます。
着物をまとうすべての女性に「幸せ」を。
今回の展覧会では製作担当者の思いとともに、千總の着物と製作過程をご紹介します。