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特別展「朝鮮考古学のパイオニア 有光教一展 ―我が心のふるさとに捧ぐ」

2012/04/01 ~ 2012/06/03


【高麗美術館】

高麗美術館

「ほとんどの日本人が韓国を去った後、(朝鮮総督府には)10余名だけが残ったが、そのうちの一人が有光教一氏であった。博物館の多くの文化財がどこに保管されているのかを知る人物は、彼しかいなかったからである」(韓国国立中央博物館初代館長 金載元博士の回顧録『景福宮夜話』より)


1907(明治40)年、山口県に生まれた有光教一(元高麗美術館研究所長/1907-2011)。
彼は京都帝国大学(現・京都大学)で考古学を専攻し、濱田耕作、藤田亮策らに師事。1931年に発足した「朝鮮古蹟研究会」助手として慶州へ赴任します。
その後「慶州邑南古墳群」の皇吾里第16号墳や路西里第215号墳の発掘調査に携わり、
1941年からは朝鮮総督府博物館主任を務めました。

1945年8月に太平洋戦争で日本が敗戦すると、朝鮮総督府日本人職員が解任され、在朝日本人のほとんどは日本へ引き揚げました。しかし、その中で有光は、朝鮮駐屯米軍政庁文教部顧問として残留を命じられます。



「外国で、身の安全の保証もないまま年の瀬を越すことになった。不思議な運命としか言いようがない...。湯槽につかって思いめぐらすうち、な
るようにしかならん、くよくよしても仕様がないと気づき心和らぐ。大晦日の夜空はいかにと見上げれば、満天の星が地上の騒動や個人の感傷に関係なくキラキ
ラと輝いて美しい」 (有光の回顧録より)



有光教一1934年頃

その後有光は1946年6月に博多港へ引き揚げるまで、朝鮮に残留する日本人考古学者として韓国初の国立博物館(現国立中央博物館)の開館、そして慶州壺杅塚や銀鈴塚など、朝鮮人の手による古蹟発掘調査を支えました。
朝鮮考古学に対する有光の無垢な熱意は多くの交流を生み、103歳で生涯を閉じるまでその灯火は燃え続けたのです。



この展覧会では、混沌とする社会情勢の中で朝鮮文化財に関わる重要な任務を背負い、朝鮮考古学への探究心を生涯貫いた有光教一の人物像を探ります。
展示にあたっては、これまで未公開だった朝鮮解放前後の朝鮮古蹟調査の動向を示す写真、図面等、貴重な考古資料を多数ご紹介します。
韓国・朝鮮の人々との交流や、高麗美術館の創設者・鄭詔文への想いを通し、有光の残したメッセージを次世代へ伝える展覧会です。


CHECK POINT

【関連イベント】研究講座「有光教一先生と高麗美術館・鄭詔文氏、朝鮮への想い」

高麗美術館研究所所長であった有光教一。朝鮮考古学に生涯の情熱を注いだ一人の日本人の足跡を振り返る連続講座「有光教一先生、朝鮮考古学にささげた生涯」が開催されます(全4回)
第一回目は、彼と高麗美術館の創立者、鄭詔文氏への想いを通してその足跡をたどります。

日時:2012年5月26日(土) 13:00~14:30
講師:上田正昭 氏(高麗美術館館長・京都大学名誉教授)
会場:佛教大学四条センター
(京都市下京区四条烏丸北東角 京都三井ビル4階)
定員:150名(先着順)
聴講料:1,000円
※事前申し込みは不要です。当日会場にて受付となります。

※この研究講座は4回シリーズです。今後の予定・詳細は美術館のホームページにてご確認下さい。

【関連イベント】講演会「古代朝鮮の遺跡と考古学」

展覧会にあわせて、朝鮮考古学に関する講演会が開催されます。

会場:高麗美術館マダン(美術館近隣)
聴講料:各回1,000円(入館料含む)
定員:各回60名(事前のお申し込みが必要です)

※お申し込み・お問い合わせは高麗美術館研究所(075-494-2238)までご連絡下さい。

第一回「新羅の古代寺院」

講師:高正龍 氏(立命館大学文学部教授)
日時:2012年4月22日(日) 13:30~14:30

第二回「高句麗・百済の建国伝承」


講師:松波宏隆 氏(龍谷大学非常勤講師)
日時:5月13日(日) 13:30~14:30

【関連イベント】ワークショップ「新羅瓦の拓本作り」とギャラリートーク

考古学研究には欠かせない「拓本」作り。
高麗美術館所蔵の新羅瓦をかたどった実習用の型を使い、拓本を採る体験ワークショップです。
(お子様もご一緒に参加いただけます。)

日時:4月14日(土)、28日(土)、5月12日(土) 各日13:30~15:00
会場:高麗美術館マダン(美術館近隣)
参加費:800円(入館料含む)
定員:各回15名(要予約・小学3年生以上対象)

※お申し込み・お問い合わせは高麗美術館研究所(075-494-2238)までご連絡下さい。

自分のブログ・サイトで紹介する時は、貼り付け用ソースをお使いください。



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