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近代デザインの誕生-京都工芸繊維大学 美術工芸資料館 名品展

2019/05/15 ~ 2019/08/10


【京都工芸繊維大学美術工芸資料館】

京都工芸繊維大学美術工芸資料館

「デザイン」という語は、現在では幅広い意味で用いられています。意味の拡大は20世紀後半以降、急速に進みました。デザインをテーマにした展覧会も最近では頻繁におこなわれるようになっています。いまやデザインは巷に溢れていると言ってもよいでしょう。

19世紀後半に、イギリスではウィリアム・モリスがアーツ・アンド・クラフツ運動をはじめ、やがて、世紀末にはアール・ヌーヴォーが席巻し、ポスターという新しい表現が人々の目を引き付けることになります。20世紀前半には、ドイツ工作連盟、バウハウスが誕生し、アール・デコ様式が街を彩るようになります。そして、デザインに対して人々が広く関心を払うようになり、デザイナーという職種も確立します。
日本でも同じく19世紀の後半に東京と京都に図案(図按)のための教育機関が登場しました。明治時代を代表する洋画家のひとり浅井忠は、1900年のパリ万博を視察に訪れ、ヨー口ッパの新しい芸術思潮を目の当たりにして、デザインへの関心を深めます。日本でも20世紀前半になるとポスターが制作され、やがてデザイナーが登場します。

京都工芸繊維大学美術工芸資料館が収蔵する作品の中核をなすのは、1902年の京都高等工芸学校開校時から教材として収集・購入された美術工芸品です。初代の教員である浅井忠や武田五ーは、世紀末から20世紀初頭のヨーロッパで、教材のためにポスターや工芸品を積極的に買い求めました。そのほかにも、広く欧米各国から最新流行のデザイン資料を取り寄せました。

今回の展覧会「近代デザインの誕生一京都工芸繊維大学美術工芸資料館名品展-」では、美術工芸資料館の収蔵資料のなかから、日本におけるデザイン黎明期に参考資料、教材として収集され、実際に実習等で活用された資料類を展示します。これらの資料類を手がかりにして、世紀末から20世紀初頭にかけての日本で、デザインがどのように浸透していったのか、そして、それがどのような展開をみせたのかを辿ります。

※この展覧会は前後期制です。展示品の入替がございます。
【前期】5月15日(水)~6月15日(土)/【後期】6月24日(月9~8月10日(土)

※今回の展覧会では、クラウドファインディング支援により修復を行ったポスターを展示しております。
※今回の展覧会は、美術工芸資料館(第1会場)・付属図書館(第2会場)の2会場での開催です。


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